お金についてのコラム

躍動する職場作り運動を
(下野新聞1月1日掲載)

小沼正則

小沼正則

かつて経済学者のケインズは「如何(いか)に善を為(な)すかと言うよりも、如何に自らが善(よ)で在(あ)るかと言うことのほうが大事である」という言葉を残した。「当会は、スローガンとして『日本創生』を揚げていますが、その実現には自分を正して、自らが変化の中心になることが必要」と会の理念を語る。
 全国で約6万8千社、県内でも約1800社が加入し、各市町、全部で10の単会が活動している。週1回、早朝6時から開くモーニングセミナーでは、参加者がさまざまな職場や家庭での体験談を発表し、それを共有することで新たな気づきへとつなげていく。「経営者自らが変わることで家族の絆が深まり、職場にも広がります」。職場では日々心掛けたいことを分かりやすいコラムにまとめた冊子「職場の教養」をもとに活力ある朝礼を実践することを推奨している。会の活動指針の一つに「『明朗(明るく)』『愛和(仲良く)』『喜働(喜んで働く)』の実践により、躍動する職場づくりを推進する」とある。米国のある調査では、自分は幸福だと感じている人はそうでない人より仕事の生産性が3割ほど高く、創造性は3倍になるとのこと。「日本は先進国の中で生産性が低いと言われますが、これは働く人の心がすさんでしまっているためではないでしょうか。社長の責任は重い」
 昨年9月に会長に就任した。阿久津静男前会長の時に、栃木県との間で「家庭の日」普及促進に関する協定を締結。その動きが単会に広がり、小山市、宇都宮市、鹿沼市、栃木市、日光市、那須塩原市、大田原市で締結が実現した。今年はこの取り組みを広げ、会の「見える化」をさらに進める。自身は金融商品の仲介を業務とする「絆アセットマネジメント」を経営しており、「会社が存亡の危機に立たされた時、倫理法人会に救われたという思いが強くあります。コロナ禍で日本中が大変な今こそ、その恩返しがしたい」と。力を込めた。

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