iDeCoと退職一時金どちらを先に受取ると有利か
退職金には勤務年数により退職所得控除という非課税枠があります。
・勤務年数20年迄は年40万円 ・勤務年数20年超は年70万円
① 5年ルール
退職金を複数回受取る場合、前の退職金受取りから5年を空けずに別の会社からの
退職金を受取ると、重複して働いた勤務年数は退職所得控除額の算定から除かれる。
② 19年ルール
前の退職金支給時より19年を空けずに、確定拠出年金(iDeCo)を受取る場合
5年ルールと同様に勤務期間と積立期間の重複分は除かれるため、退職所得控除適用が
できない可能性が大きい。
③最良の対策があるか
重複期間を有効に適用できる例、60歳でiDeCoを受取り65歳以降に会社等の
退職一時金を受取ることで重複適用が可能である。
退職一時金を先に受給し、その後iDeCoを受取りと19年ルールが適用される。